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1/43 PMA MINICHAMPS Renault F1 Team R28 No.5(F.Alonso) ミハエルシューマッハが引退してからのF1は 毎年変化が大きく見所が多いのですが、 2008年はある意味、今までのF1の歴史の中で 絶頂期と言える年でした。 好調な世界経済の後押しもあり、多くの自動車メーカーが参戦し、 注ぎ込まれる予算も青天井。 シンガポールでは初のナイトレースが行われ、 F1という興行に注ぎ込まれる莫大な資源と マネーパワーをアピールしました。 そんな第15戦シンガポールで劇的な優勝をしたのが R28を駆るアロンソでした。 アロンソの好調は次戦日本GPでも続き、連続優勝。 正直、R28は前半戦は全く勝てる見込みの無いマシンで、 優勝した2戦の時点でも、フェラーリやマクラーレン、 BMWといったライバルと同等以下のポテンシャルです。 それでもアロンソのドライビングとチーム戦略がそれを補いました。 (なおチャンピオンシップ5位の事実がそれを裏付けています) ライバルに対し劣勢のマシンで勝つ、という所がなんともカッコイイです。 |
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モデルは特徴的な空力デバイスが再現されています。 レギュレーション変更により、多くの空力付加物は 2008年シーズンを持って廃止されました。 写真は左がR28、右が前年のR27(コバライネン)です。 一見して判る違いは、シャークフィンと呼ばれる長い「ヒレ」と、 フロントのブリッジウィングの有無です。 仔細に見ていくと殆どのパーツの形状が違うことがわかります。 同じに見えるパーツも、少しづつ最適化を繰り返す事で いつの間にか、大きく姿を変える事になります。 わずかな変化に莫大な資金と時間を投じ、コンマ数秒を削る。 時代に見合わないスタイルかもしれませんが その先鋭化された姿に魅了されるのです。 今後はF1がどうなってゆくのかわかりませんが 2008年は私の中で記憶に残るシーズンとなりました。 |