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spark 1/43 Rothmans PORSCHE 962C Winner1986
フランスで年一回行われる日本でも有名なルマン24時間耐久レース。 ドイツのポルシェ社は自動車メーカーとしては最多勝利記録を持つ。 特に81年から87年までは7連続優勝と殆ど一人勝ち状態で 82年から参戦した956&962CにおけるGr.Cカテゴリーでは 圧倒的な強さを見せた。 962Cは956をベースにフロントノーズを短くしリアウィング形状を見直したモデル。 この改良でコーナリング時の回頭性を向上させた。 |
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このモデルはレジン製 重量感はダイキャストに劣りますが台座が木製になっており、 総重量はそれなりに重くなるよう配慮されている。 写真は購入直後で、タバコスポンサーであるRothmansの文字は無い。 |
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Rothmansのデカールは台座の裏に貼り付けてあります。 やはりこれが無いと寂しいのでさっさと貼り付けましょう。 |
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貼って見た。 しかしながら余白部分が白濁しているのがわかるでしょうか? デカールの透明部分がどうしてもこうなります。 ボディの白色の部分に貼るデカールは問題無いのですが、 下地の色が濃いブルーの部分に貼り付けるデカールはこうなります。 余白部分をなるべく切り取るのが良いのですが、 神経質になってあまりやりすぎるとデカール自体の剛性が落ちて 少し触っただけで剥れてしまいます。 ブルー地に貼り付けるデカールはウィング、サイド左右の3箇所。 特にサイドは凹凸が激しいのでそのまま貼ると気泡&白濁が目立ちます。 |
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一番目立つサイド部を仕上げてみました。(写真は完成後) 見ての通りスジ彫りが多い部分で尚且つデカール面積が大きいので 粗が目立つ部分です。 まずは貼り付け後に蒸しタオル攻撃。 これで大抵の凹凸に馴染みます。 次にマークソフターを塗ります。 これはデカールを傷める諸刃の剣なので慎重に。 ここまでやればデカールはスジ彫りの凹凸にかなりフィットするようになります。 最後にマスキングをしてクリアーを吹きます。 使用したのはタミヤのラッカークリアーです。 一気に吹くと艶は出ますがデカールが痛むので、 軽く乗せる感じで荒く吹きます。 何度か繰り返して最後に多めに吹いて艶出しします。 多少塗装表面が凸凹しますが、乾いてからモデリングワックスを塗ると そこそこ納得行く仕上がりになります。 出来上がりは写真のようになります。 デカールの余白部分の白濁はクリアーコーティングする事で消えます。 |
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このモデルは出来が良いです。 接着のはみ出しや塗り別け等細かい部分の仕上げはイマイチですが 如何にも手造りといった部分が多いので仕方ないです。 ディティールの細かさは他のダイキャストモデルを凌いでいます。 例えば写真の給油口の部分などもシルバーの部分は エッチングパーツで再現されており細かいです。 |
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室内 ダッシュボードやシート、フルハーネス、消化器も再現されています。 車両右側の窓枠下に付いているキルスイッチも再現されています。 全長1mm程度の物凄く細かい部品なんですが・・・凄い。 |
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ミラーやワイパー等の部品の取り付けなども歪みはありません。 検品精度は高いようです。 ライトカバーの取り付けが少々荒いのと、 周りのブルーの枠が歪んでいるのが残念ですが、 職人さんが手作業で塗っているんだから仕方ないですよね。 sparkのモデルは初めて購入したのですが今後は要チェックですね。 |