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EBBRO 1/43 HONDA NSX-R GT <実車の簡単な解説> 年式:2005年 排気量:3200cc 公称最大出力:280ps 車輌重量:1270kg 駆動方式:MR 90年デビューから15年を経て遂に生産中止になったNSX その最後のバリエーションが「NSX-R GT」である。 国内ツーリングカーレースSuperGTに参戦しているNSXを主眼に レーシングカーとして更なる空力性能向上を図る為に前後オーバーハング、 左右車幅を(無理矢理)延長したホモロゲ獲得仕様である。 前後左右の空力付加部品及びハッチ上のエアダクト(ダミー)はすべてカーボン製。 しかしながらあくまでホモロゲ対応の装備なので空力的観点からメリットは無い。 単純に全長、全幅を延長したいだけの装備なのだ・・・ それ以外の部分ではスタンダードなNSX-Rと差異は無い。 カラーもチャンピオンシップホワイトの一色のみ選択である。 限定5台5000万円という全く「売る気」が無い設定であったにも関わらず完売したという ある意味伝説的なクルマでもある。 |
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フロントビュー フロントバンパーを延長したチンスポイラー。 造形的にも「ただ延ばしただけ」という、清々しさすら感じるやる気の無さ。 |
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因みにスタンダードなNSX-Rはこんな顔。 ウーパールーパーとか出目金とか言われる事も・・・ |
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リアビュー 同じく延長されたリアバンパーとアンダーディフューザーが見える。 明らかな「継ぎ足し」バンパーは萎える。 もう少しデザイン面で綺麗な処理ができなかったのだろうか。 ディフューザーはスタンダードなRに比べて凝った形状。 |
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スタンダードモデルはリアディフューザーはシンプルな形状。 造型面ではこちらの方が洗練されているのは言うまでも無い。 |
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ルーフ部アップ 通称「ちょんまげ」と呼ばれるリアハッチダクト。 無限製の純正オプションでスタンダードのNSX-Rのカタログにも記載あり。 こちらも元々GT選手権向けのホモロゲパーツで機能性は皆無なアクセサリー。 なんせダクトは開口していないのだから・・・ サイドダクトも全幅を稼ぐ為に出っ張りが付いているが こちらは性能面ではむしろマイナスだろう。(空力悪化するだけ) |
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上から。 このクルマの特徴が一番わかるショット。 現在のSuperGTのフラットボトム規定が生み出した歪んだ形。 NISSANのZもNSXに先立って同様のロングノーズ仕様「タイプE」を限定発売しており メーカーにとってはレースに勝つための最後の手段と言える。 まぁ「ようやるわ」と言うのが本音です。 |