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EBBRO 1/43 HONDA NSX Le Mans GT2 1995 <実車の簡単な解説> 年式:1995年 排気量:3000cc 公称最大出力:390ps 車輌重量:1050kg 駆動方式:MR |
<ル・マン24時間耐久レースとNSX> 1995年ル・マン24時間耐久レース GT2クラス優勝/総合8位という 快挙を成し遂げたのがHONDA NSX GT2だ。 この年、HONDAはGT1クラスにもターボ化したNSX-GT1を本命としてエントリーしていたが、結局完走できなかった。 他の出走車では同じ日本勢としてNISSAN SKILINE GT-R LMやTOYOTA SUPRA GTLMが注目された。 しかしながら終わってみれば上位5台中4台はマクラーレンF1 GTRが占め、圧倒的な強さを見せつける結果となった。 マクラーレンF1 GTRはレーシングカーをスポーツカーとして市販したようなマシンだった為、 F40や911、NSX、GT-Rといった市販スポーツカーベースのレーシングカーで立ち打ちできるものでは無かった。 この年を境にル・マン24時間レースのエントリーカーは過激化の一途を辿り、 最終的には往年のグループCカーのようなマシンを「GTカーとして市販した事」にする手法が取られた。 これにより「市販GTカーで争うハコの耐久レース最高峰」は名ばかりのものとなった。 結局HONDAは翌年96年にはチーム国光として参戦、ワークスとしての活動は94,95年のみとなった。 その後90年代後半の日本勢はNISSANがR390(391)で、TOYOTAがTS020を用意し、 善戦するも結局レース人気そのものが衰退し、国内の地上波での放映も打ち切り。 現在では自動車メーカーによるワークス参戦はアウディ一社のみとお寒い限りのレースとなってしまった。 |
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フロントビュー レーシングカーとしてはスポンサーステッカーが 異様に少ないのはHONDAのワークス主体だったからだろうか。 |
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リアビュー アンダーディフューザーが見える。 大型のリアウィングや穴明きのスポイラーベースが目立つ。 |
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ルーフ部アップ 張り巡らされたロールケージ、サベルトのフルハーネス。 一本化された大型ワイパーも見える。 |
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エンジン カーボン製のエアクリーナーケースが目立つ。 エンジンはC30A型 DOHC-VTECが市販車同様、 横置きにミッドレイアウトでマウントされる。 |
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ツインリンクもてぎ内に保管される実車 |
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かなり正確に再現されているのがわかる |
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実車の室内 センターコンソールに各種スイッチ類が配される。 ステアリングは延長され、ドライバーをなるべく車体中心に配している。 |
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スイッチ類の並びや「H」「KANEKO」のマークも正確に再現。 延長されたステアリングなども勿論再現されており素晴らしい。 |
C30A DOHC VTEC ほぼ市販車状態のまま。 GT2はNAで排気量も3.0Lのまま、 吸排やメカチューンを中心に見直された。 |
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やや大雑把な再現だが雰囲気は出ている。 |
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鈴鹿ペースカーのNSX-Rと。 ほぼ市販車のままのペースカーと比較すると 全体的に空力パーツが付加されているのがわかる。 しかしもはや「別物」になってしまった近年のGT選手権のNSXと比べれば 強く市販車の面影を残しているともいえる。 |
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走行するNSX-GT2 |
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動態状態で保管されているというのは凄い事だ。 |