![]() |
saica 1/28 LOTUS ELISE(TypeU) <実車の簡単な解説> 生産:1996-現在生産継続中 排気量:1800cc 公称最大出力:118-192ps(タイプにより異なる) 駆動方式:MR |
![]() |
サイドビュー 90年代中盤から約10年を経て現在も生産される 名門ロータス社のライトウェイトスポーツカー。 エリーゼ 息の長いモデル故、無数のバージョンが存在するが 大別すると前期/後期の2種類に分別される。 saica社製のこのモデルは後期型のU型 T型のファニーな顔つきから一転してシャープなデザイン。 車体は基本的にアルミ製で接着剤によって接合されている(!) また外装はロータスの基本であるFRP製で軽量ではあるが 対候性は低く、クラックが発生しやすい。 勿論この構造では事故=全損となるパターンも多く 500万円級の販売価格と相まって非常に敷居は高い。 |
![]() |
フロントビュー 爬虫類系の押しが強い顔 曲線で構成されるデザインはボリューム感のあるもので、 実車は小型なスポーツカーながらも独特の存在感を併せ持つ。 FRP成型の自由度の高さにより実現したデザインだが 前項の解説の通りユーザーに強いるデメリットも多い。 ボディに留まらず、全体の造りは大味で国産車のような 製品としての完成度は望めない。 国産スポーツカーがエブロの完成品ミニカーだとすれば エリーゼはキャスト製のガレージキットくらいの完成度だと 思ってもらえるといいかと。 一般的ではなく、価格も高く、敷居も高いが よりマニアックな楽しみはこちらにあるという点も似ている。 |
![]() |
リアビュー 跳ね上がりの強いダックテール。 アンダーカバーも装着され空力にも配慮が伺える。 ミッドシップながらトランクルームも備え、多少の小物なら 入れる事が可能。但しエンジンルームの真後ろに位置するため 熱に弱いものは入れられない・・・ |
![]() |
インテリア1 高いサイドシル、長いシフトノブ、STACK社製メーターなど再現 標準仕様ではカーペットなどと言うヤワなものは存在せず アルミパネル剥き出し。この拘りこそが軽量化への道だ。 ダッシュパネルはアルカンターラ仕様も選択できる。 T型ではエアコンは後付けOPだったが、U型では装着車を 選択できるようになった。 シフトフィーリングはあまり良い部類ではなく節度感に欠ける。 長いシフトストロークと相まって残念なポイントだ。 また標準のシートは形状こそバケットタイプだがホールド性は低い。 |
![]() |
サイドダクト、リアホイール 225/45R17というこのクラスにしては大型のタイヤ。 反面フロントは175/55R16という変則的なナロータイヤ。 おかげでフロントタイヤの選択には苦労する。 エンジンはローバー製1.8L DOHC Kユニットが基本。 VVCという可変バルブタイミング機構付きのものも選択できる。 スポーツエリーゼの市販版であるエクシージという スペシャルモデルでは175psを搾り出すハイチューン版も存在するが 基本的にKユニットは時代遅れの乗用車用エンジンであり 高回転でのパフォーマンスを誇るエンジンではない。 なお近年TOYOTA製1.8L 2ZZ DOHC VVTi-Lも採用され パワーは一気に192psまで引き上げられた。 U型の新型エクシージでも同一ユニットが採用されており、 初期型と比べれば重くなったものの、他車に比べれば 依然軽量な車体重量と相まって強烈な加速をする。 (ハズ。2ZZのタイプは乗ったことが無いのでよーわからん) |