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EBBRO 1/43
HONDA BEAT

<実車の簡単な解説>
生産:1991-1995
排気量:660cc
公称最大出力:64ps
駆動方式:MR

バブル経済真っ只中の1990年代前半に販売された軽自動車。
同時期にズスキからはカプチーノ、マツダ(オートザム)からはAZ-1と
軽自動車後輪駆動スポーツカーが誕生した時代でもあった。
特徴は前述の2車がターボによる過吸エンジンを選択したのに対し、
ビートはNA(自然吸気)方式により軽自動車自主規制馬力の64psを
搾り出していることである。当然エンジン特性は超高回転型となり
レッドゾーンは8500rpmからとなっている。

また幌型のオープンカーでもあり、そのサイズ、エンジン特性からも
往年の名車HONDA S600の影を垣間見る事ができる。
サイドビュー

初期デザインにはピニンファリーナーも関与したとされるそのラインは
流麗かつキュート
同時期にリリースされたNSXと共通の位置に吸気グリルが
リアフェンダーに取り付けられており、このクルマがミッドシップ車で
あることをアピールしている。
フロントビュー

バンパー下部にグリルを追いやったデザインは空力的にも
優れたものだろう。
当時のHONDA車全般に共通した「猫顔」
リアビュー

テールレンズの意匠はまさしくHONDA S500-800シリーズ
ディーラーOPでトランクにはキャリアを装着することもできた。
トランクスポイラーやマフラーカッターのOPも存在したが
EBBROのモデルでは再現されていない。
インテリア1

クルマ好きなら知っている有名なビートの縞シート。
このシートデザインは好みが分かれるところだろう。
助手席はシート幅が狭く、リクライニングしないスパルタンな仕様。
インテリア2

高いセンターコンソールが両席を隔てるタイトなコクピッット。
ごく短いストロークのシフトレバー、3スポークの小径ステアリング、
タコメーター中心の3眼メーターなど、無言でスポーツカーである事を主張。
しかしながら当時のHONDA公式のPRでは「シティコミューター」であり、
あくまでもスポーツカーとは言わなかった。
(当時の運輸省の圧力に配慮したと言われている)

車速により音量を調節する「スカイサウンド」システムなども
ディーラーOPで用意されたがEBBROのモデルでは再現されていない。
足元

ディーラーOPのアルミホイールが再現されている。
(標準仕様は鉄ホイール)
前後で径、幅とも異なるタイヤはミッドシップならでは。
生産終了から10年を経た現在でも街中で稀に見かける。
結局、このジャンルのクルマは後が続かず、最近になって
ようやくダイハツのコペンが発売されたが選択肢の余地が無い。

従ってこのジャンルを愛好するユーザーは長く乗り続けるのだろう。
同時期の軽自動車と比較すると中古車相場も驚くほど高値で安定して
おり、未だにマニア層に人気が高いことを示している。
幌を閉めた状態
EBBRO製は別パーツで開閉を再現。
幌を閉めた状態でもデザインが美しいオープンカーは少ない。
ビートはマル。
このショットが一番綺麗。
リアのオーバーハングの少なさに驚く。
この狭い部分にエンジンが入っているのだ。
ホワイト、シルバーも色違いで購入。
ラインナップには他にもイエローがあるが在庫が無く未入手。
EBBRO製ミニカーは初回ワンロットのみの生産のものも多く
発売直後に入手できなかった場合は手に入らない場合も多い。
ビートは比較的好きな車種だったので全種類欲しかった。


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