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KSC SIG SAUER P232 |
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■グリップ前面 ツールマークが美しい。 シリアルナンバーとニトロマークが見える。 このモデルはフレームにパーティングラインが無い。 全面にヘアライン状のツールマークが刻まれている。 トリガーガードの内側も同様だ。 成型後、切削加工をした上で刻印を入れていると思われる。 KSCの拘りが感じられる部分だ。 |
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■スライド左面 SIGのロゴとMADE IN GERMANYの文字 |
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■分解用レバーを下げると・・・ KSCの文字が。 見えない部分に自社の刻印を入れるのがKSCの伝統。 憎いほどマニア心が判っている。 |
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■デコッキングレバー 実銃ではマニュアルの安全装置は無い。 DA自体が安全装置のようなものなのだが ASGKの基準の則りマニュアルセーフティが追加されている。 外観に拘るKSCなので実銃には無いセーフティはデコックレバーで兼用している。 ハーフコック状態でデコックレバーを上へ上げるとロックが掛かる。 トリガーはDA状態でロックされるが、無理に引き金を引けば壊れそうな感触だ。 確かに外観上は良いが、デコック時にレバーが戻る際に 勢い余って微妙にセーフティが掛かる場合があり DA時にトリガーを引ききってもハンマーがダウンしない事が偶にある。 |
■実射 見た目からはあまり性能は期待できないが、実際には中々良い。 作動は子気味良く、HOP-UP機構のお陰で適切に調整すれば30-40mはフラットな弾道を描く。 近距離での命中精度もまぁまぁで、5mレンジでティッシュペーパーの空箱には命中する。 GASもワンチャージで3マガジンは持ち経済性も高い。 SAで射撃する分には作動は完璧だが、デコックしてDAで撃つ場合には 上記レバー位置に注意しないとうっかりセーフティが半掛りになって作動不良を起こす。 また1秒間に3発ぐらいのサイクルでラピッドファイアをすると稀にジャムが起きて2発装填状態で スライド閉鎖不良が起きるが極稀だ。 作動性に関しては個人的には及第点を与えられるが マルイ製のようにいつ如何なる時も完璧に作動しないと駄目という向きにはお勧めできない。 |
※専門用語注釈 <ハンマー> 撃鉄。 銃の後端にあるパーツでこれが撃針を経由してカートリッジの雷管を叩く事で 内部の無煙火薬に引火して弾丸が発射される。 エアーソフトガンの場合はガスタンクのバルブを叩く事でガスを噴射する。 <トリガー> 引き金の事。 トリガーバーを経由してハンマーを作動させる。 <DA> ダブルアクション。 ハンマーが落ちている状態からトリガーを引くだけで ハンマーが起き上がり射撃するアクション。 <SA> シングルアクション。 ハンマーを起こした状態からトリガーを引く射撃アクション。 <デコック> ハンマーがコック(起きている)状態からダウンさせる事。 トリガーを引きながら親指でハンマーを押さえる方法と、 デコッキングレバーを用いてダウンさせる2通りの方法がある。 前者はコンバットロード(チャンバー内にカートリッジが装填済み)の場合には 暴発の危険性があり非常に危険。 <HOP-UP> エアーソフトガン独自の機構 BB弾と呼ばれる球形の弾丸にスピンを掛けて飛距離を伸ばすシステム。 <マガジン> 弾倉の事。 拳銃の場合はグリップ内に収めるのが一般的。 <ラピッドファイア> 速射の事。 <ジャム> 装填不良の事。 |