2012.09.02 7:15
眠いけど目が覚めてしまった、そんな日曜の朝。
昨日は1ヶ月ぶりに戻ってきたGP、ベルギーGP予選でした。
ファンにしてみれば、長い夏休みが空けてとにかく楽しみな後半戦のスタート。
それだけでも素晴らしい週末ですが、可夢偉がやってくれました。
並み居る強豪を押しのけての予選2位、しかも完全ドライコンディションで実力での2位です。
元々今年のザウバーC31はマシンの速さに定評があり、
ペレスの優勝/入賞が、結果としてそれを証明している。
(今回のスパではマクラーレンがザウバー式の
サイドポンツーン横のエアロガジェットを採用してきたくらいだ)
しかし戦略面やピット作業の甘さは度々指摘されるところで、
多くのレースを落としてしまっている。
可夢偉自身も何度か期待されるタイミングがあったが、
いずれもチームのレース運びのまずさで機を逃してきた。
金曜のP1,P2は雨で殆ど走れず。
土曜のP3、わずか1時間でセッティングを煮詰めることが出来た。
可夢偉自身、このスパを得意としているらしく、そのお陰で短時間での
セッティングができたのかもしれない。
(P3はあまり国際映像に映らなかったのが残念だが・・・)
今回はすべての歯車がピタリと合っている。
速いマシン/得意なコース/セッティングもバッチリ
あとは、チームがしっかりやれるかだ。
予選後のインタビュー
いつもの会見場に可夢偉が居る。それだけで、もうなんか嬉しい。
インタビュアーの日本人初めての2位というところでバトンと苦笑し、
(琢磨が過去に初の2位)土曜の朝にセッティングを変更した旨を説明した。
最後に母国語(日本語)での短いコメント。
先日シューマッハは久しぶりの会見でうっかり英語で話してしまったが、
可夢偉はしっかりと日本語でファンにアピールした。
浮かれた様子や気負っている様子も無い。
実に落ち着いた、いつもの可夢偉らしい会見でした。
彼は凄くプレッシャーに強い。
決めるときに必ず決める。
本人の目標は表彰台。
決勝も、いつもの可夢偉なら大丈夫なはず。です。