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ixo 1/43 LANCIA DELTA INTEGRALE 16V
1990 Monte Carlo



1987年からGr.Bに代わり、より市販車に近いGr.Aで争われる事になり
LANCIAワークスもS4からデルタHF4WDにスイッチ。
以降デルタはHF4WD、8V、16V、EvoTと進化を続け
6年もの間ランチア黄金時代を築く事となる。

モデルは1989年から投入された16V仕様。
この頃からTOYOTAの猛追を受け、純粋なマシンのパフォーマンスでは
決して独走とは行かなくなっていた。
そこで当初は90年でのデビューを狙っていた16V仕様を
急遽先行投入する事態となった。
モデルはMonteCarlo仕様なのでタイヤはスリック。
標高が高く、天候も安定しないラリーでタイヤ選択は難しい。

当時流行したディッシュタイプのホイールカバーは空力性能を狙ったもの。
ラリーカーに限らずGr.Cのルマンカー等にもよく見受けられた。
ixoのモデルはいつも品質が甘いのですが
今回購入したものは、珍しく大きな不満はありません。

相変わらずマーキング類はすべてデカール仕様で、
タンポ印刷にして欲しいのですが、幸いな事に目立つ部分では
文字が歪んでいたり切れていたりはしないのでOKかな。
(結構甘めの評価です。)

台座のネジがixo仕様の△ネジなのは勘弁。
私の場合、ミニカーを買って最初にする作業が
車体と台座の分解なのです。
タイヤと台座の溶着を避けるために
台座を分解して、間にワッシャーを噛ませる為ですが
このモデルは残念ながら、その作業ができません。
元々ごく普通のFFファミリーカーに4WD+ターボを無理矢理押し込んだ為、
エンジンの冷却能力不足には常に悩まされた。
グリルやバンパーの無数の空気取り入れ穴はデルタの特徴だ。

内側のライトが小径化されているのも冷却の為で、
空いた僅かなスペースですら冷却穴が開けられたのは有名な話。


LANCIA=DELTAのイメージといっても過言ではない。
憧れの名車の一台です。


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