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EBBRO 1/24
HONDA NSX TypeS 2001-2005

<実車の簡単な解説>
生産:2001-2005
排気量:3200cc
公称最大出力:280ps
駆動方式:MR

90年から実に15年間ホンダの旗艦であり続けた「Top of Honda」がNSXだ。
日本車初の本格的スーパースポーツカーとしてデビュー。
世界初オールアルミ製モノコックボディを有し、専用工場を設けるなど
並々ならぬ情熱を感じる稀有な国産車だ。
歴史が長い同車は時期により仕様が異なる。
写真のモデルは97年に追加されたスポーツグレード「TypeS」

標準型に対し45kg近く軽量化したボディ、RECARO社製カーボンシート
チタンシフトノブなどを装備し、排気量も旧型+200ccのボアアップ。
それでいながらエアコン、電動パワーステアリングや電動ミラーなども有し、
快適性は犠牲にしていない。
フロントビュー
2001年のモデルから一新された。

従来のリトラクタブルライトは重量とデイライト規制の為廃止され
新たに固定式のプロジェクターライトが採用された。
通称、出目金と呼ばれるマスクは好みが分かれる部分でもある。
リアビュー

横長の特徴的なテールレンズの意匠も一新。
明るい赤色に色彩が変更され、ターンシグナルランプが楕円形状に。
プリント処理されていたHマークも別体式になった。
バンパー形状もメッシュのアンダーパーツが追加された。
また「TypeS」のみ専用のエンブレムが右端に付き
特別なモデルであることを主張している。
ドア周辺

NSX唯一の車名を表すエンブレム。
この手のクルマはエンブレム類が控えめなのが一般的。
文字で主張しなくても外観で明らかに判別できるので不要なのだ。
フロントタイヤ

最新型の特徴である215/45ZR17タイヤ。
205/55R15から始まったNSXのフロントタイヤサイズも
年を追うごとに大型化され215/45ZR16を経て
最終的に17インチ化された。径の割りに幅がほぼ据え置きな部分に
初期設定の余裕の無さが窺い知れる。

奥に収まるブレーキも97年に大型化されている。
サイドウィンカーもクリアパーツで再現されており素晴らしい。
リアタイヤ

255/40ZR17
ホイールはBBS社製のもので非常に高価である。
リア下部。

97年のLEV化に伴い大型化された触媒が見える。
紗流形状で浄化率向上を狙っているのがわかる。
またそれらを避けるように横断しているリアスタビライザーの
複雑な形状も忠実に再現。

繊細な形状のアルミ製ロアアームも再現されている。
フロント下部。

NSXの特徴であるコンプライアンスピポッドが再現。
前後を縦断するラジエターホースのカバーも再現されており
下部だからといってエブロの再現性に手抜きは無い。
フロントボンネット内

スペアタイヤは折畳式のコンパクトなもの。
ABSモジュールも後期型ではコンパクトなサイズに改められた。
各種コーションラベルやシリアルプレートまで再現されているのには脱帽。
エンジンルームを望む

赤いヘッドカバーは3.2Lモデルの特徴。
インマニカバーの文字は後期型では「DOHCVTEC」から「HONDA」に変更。
15年前の最新技術も今や当たり前のものになってしまった事を感じさせる。
TypeS専用のRECARO SP-A
ドライカーボンの本格的なものでNSX専用モデルは一脚70万円と非常に高価。
その代わり高い剛性と軽量なシェルを両立している。
またTypeS用はサイドサポート部には本皮を採用し、高級感を高めている。
MOMO社製ステアリング、チタンノブなどを装備したコクピット。
サーキット専用のスパルタン仕様であるTypeRと異なり、
TypeSではエアコン/オーディオは標準装備される。
トランク

デビュー時賛否両論だったこのスペースも現実の使用時には重宝する。
スポーツカーにトランクは不要と言う意見は実際に所有していない人であり、
レーシングカーではないスポーツカーにはやはり必要な装備といえる。

現在のスポーツカーの多くが少なからずNSXの影響を受けており
「快適性とスポーツ性の両立」といった人間中心のスポーツカー論が
正しかったことを証明している。


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