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09.04.29
本日は、横須賀の「記念艦 三笠」の見学に行ってきました。



今日一日行動を共にする、ちびかめ。さんと待ち合わせ。
高速道路主体で移動して待ち合わせ駅に向かう。
祝日ということでETC高速1000円の影響か首都高は混雑していた。
事故で50分の渋滞という事で事故ルートを抜けるように回り込む。

結局、一度も渋滞にはまることなく予定では10時のはずが、
思ったより早く到着して9時過ぎになってしまった。

30分ほどでちびかめ。さんと合流
横須賀へ向かう。

11時過ぎ
横須賀 三笠公園に到着
近隣にはコインパーキングが多くあり、一番近いところに駐車。

上空ではヘリの音が。
機影はシーホークかな?

横須賀湾には海上自衛隊と米軍の基地があるからです。
ここは今も昔も軍港の街。

三笠公園の入り口はわかりやすくなっており、途中で屋台の出店が並ぶなどにぎやかな雰囲気。
屋台に沿って5分ほど歩くと、記念艦三笠に到着。


記念艦 三笠

日本に現存する唯一の戦艦
20世紀初頭にイギリスで作られ、日露戦争の日本海海戦で
ロシアのバルチック艦隊相手に勝利した戦勝艦です。

1925年に廃艦になる際に戦力として除外する為に、現役復帰できないように喫水線あたりで地面に固定されています。
船首は皇居の方に向いているそうです。

太平洋戦争後は、鉄不足から艦上の構造物が盗まれたり、米軍軍人の為のダンスホールになったりで荒廃しましたが
1960年頃に有志の働きかけにより現在の形に復元しました。

従って兵装や艦上の構造物は、日露戦争当時のものでは無いものもありますが
復元に際し、米軍からの部品の返納や同時期に生産されたイギリス製の軍艦のパーツが流用されるなど
オリジナルを保つ努力はなされており、海事遺産賞を受賞するなど歴史的な遺産になっています。


一枚上の写真と同じ撮影距離からカメラレンズを300mmに交換して撮影。
(AF-S NIKKOR 18-55mm 3.5-5.6GU→ AF-S VR NIKKOR ED 70-300mm 4.5-5.6G(IF))
DXフォーマットなので35mm判換算で450mm相当の画角。

60cm探照灯もご覧の通り
僚艦への信号発信や索敵に使用されました。
炭素棒を燃やして光源にしているそうです。


三笠脇に遊覧船乗り場があります。
軍港めぐりなどもできるようですので、興味のある方はこちら


真横に突き出ている、15cm砲、7.6cm砲


海側から
港に停泊していた現役当時の三笠はこんな感じだったのでしょうか。


内部の拝艦料(笑)は500円と良心的。
併設の売店にある自動券売機で券を購入。


タラップを上ると、入り口でおじさんが先ほど購入した券と引き換えに、案内図と観覧券をくれます。


案内図

甲板を見学したり、艦橋に登ることも可能です。
艦内は劇場や資料館になっており、三笠の歴史や所蔵品を見学する事ができます。


三笠というとよく見るショット
左側が入り口の案内所。


30cm2連装主砲
でかい!


弾は炸薬弾で10kmも飛んだそうです。
でも命中率は10%程だとか…


Z旗
日本海海戦で三笠がZ旗を掲揚して全艦隊の士気の高揚を図ったことから
これ以降日本海軍では重要な艦隊戦の際にZ旗を掲揚する事になった。


日章旗
これがあると日本の軍艦というイメージ。


三六式無線機
この当時の無線は画期的な機器だったでしょうね。


見学者用にモールス信号の体感もできるようになっています。


被弾した三笠の部品を使ってつくられた灯篭
穴の歪な感じが戦闘の激しさを無言で訴えかけてきます。


15cm副砲


距離や角度をこの照準器で合わせたのでしょう。


標星と照門
まるで拳銃のような仕組みです。
これじゃ当たらないのも無理は無いなぁ…


10人で1門を運用したそうです。
すべてが手動なので人海戦術になります。


主砲、艦橋
100年以上前の戦艦ですが、こうしてみると今も昔も変わらないイメージです。
むしろ、今日の巡洋艦などと比べると多くの人の戦艦のイメージはこちらの方が近いのではないでしょうか。


堂々とした眺めです。


戦闘時の操舵室。(司令塔)
35cmの鉄壁で覆われています。


緊急時の舵輪
艦橋の舵、司令塔の舵が効かなくなった際の最後の手段。


羅針盤、伝声管
艦橋の最上段で戦闘を指揮したらしい。


測距儀
光学的な距離計。
これも無線と並んで当時の最先端技術であったに違いない。


艦内では様々の収蔵品を閲覧する事が可能です。


艦首にある菊の紋章(実物)
戦艦にのみ許された証です。


鐘にも穴が。激しい戦闘でした。


旗艦三笠に乗艦した、連合艦隊司令長官 東郷平八郎大将の肖像画


これらの記念品は艦外の売店で購入することが可能です。


記念メダルにnameを彫ってもらうこともできますよ。


誰にでもわかりやすい説明があり、
軍艦に興味が無くて、予備知識が無くても楽しめると思います。

当日は家族連れやカップル、年配の方やマニア風の男性など
様々な人が思い思いに楽しんで見学されていました。
いつかは見たいと思っていたので、念願叶ってとてもよかったです。

売店でおみやげを買って、13時過ぎに昼食。
横須賀と言えば、海軍カレーということで、予め調べておいたお店で食べました。
当時の味を再現という事でどんなもんかと思っていたのですが、
意外と普通というか、一般家庭のカレーでした。

隣の席の方が「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 featuring戦艦三笠」を注文して
メニューが運ばれてきたときに軍艦マーチとともに現れたのにはビックリしました(笑)

その後は横浜横須賀道路から首都高経由でアキバへ
特に買い物も無かったのですが、ウィンドウショッピングで満喫しました。
リバティーでDDシェリーが24800円だったので見せてもらったのですが
ウィッグや衣装の汚れが酷く、素体の汚れやヘッドも色移りが酷く、
残念ながら購入は見合わせました。

19時過ぎにUDXで夕食
その後21時頃まで話し込んでしまいました。

最後に、本日おつきあい下さいましたちびかめ。さん
ありがとうございました。

<了>




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