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TSS 1/3 BROWNING M2重機関銃

60cmドール用の小物…というには大物なM2です。
ハンドガン、SMG、アサルトライフル、機関銃ときて、
遂に重機関銃まで揃ってしまいました。

M2 HMG(Heavy Macine Gun)は、
ジョン・ブローニングによりデザインされた軍用の重機関銃で
1933年より米軍に制式採用されて以来、70年以上経っても未だ現役。
今では世界中で使用されている傑作機関銃です。


キャリバー50と言えばM2の事を指すくらいに有名な銃。
大口径の50口径(12.7mm×99)で、
重量は本体のみでも40kg近くもある。

12.7mm×99の威力は絶大で、軽装甲車や航空機を破壊する。
基本的に対人用では無いが、撃たれる側にしてみれば悪夢だろう。
その威力と重量から、車載や艦載、拠点防衛用に用いられる。

実銃は大きく重いのですが、この1/3モデルも同様です。
全長は55cm、金属製なので重量は2.4kgもあり、
専用ケースとスコープも付属します。


専用のM3トライポット(三脚)、銃身、機関部の3形態で分割して
3名の兵員で移動することができる事から「3兵ウェポン」とも呼ばれる。

トリガーは機関部の末端にある2枚舌のような板を指で押し込む方式。
左右の木製グリップを握り、左右の親指でトリガーを押し込む。
なおトリガープルは5kgもある。



給弾はベルトリンク方式でボルトのX状の溝を切り替えることで、
フィーディングを左右に切り替え可能。

銃身冷却方法は空冷式で、銃身交換も可能だが、
交換時は専用のシックネスゲージを用いて
隙間調整をする必要がある。


セレクターは存在せず、フルオート(連発)しか無いが、
発射速度は400〜600/Minと比較的遅めで
指きりでの単発射撃も可能だ。

M3トライポット装着時の反動は殆どなく、女子供でも射撃は容易だ。
最大射程距離は7km近くもあり、
スコープを装着しての狙撃も行われたという。


写真は付属のスコープを装着したところ。
はっきり言ってショボイ造りです。
一応レンズっぽいプラ板にレイティクルが描いてありますが、
とても満足できるものではありません。

個人的にはM2にスコープという印象は無いのでいらないなァ…

サイズは60cmドールにピッタリなのですが、
造りは大味で、ギミックもチャージングハンドル可動と
フィーディングカバー開閉しかありません。

トライポットは分解できますが、
銃身も分解ができるようにしてくれれば
こんな大型ケースは不要でコンパクトに収まっただろうし、
より実銃の雰囲気を楽しめたかと…

コッキングレバー形状も実銃と違うし、
フィーディングカバーはプレス形状っぽくして欲しかったです。
(このモデルではムクの一体モノです)

3万円近くもするので、もう少しディティールにも
拘って欲しかったと言うのが正直な感想です。

1/6サイズでは組み立てキットがサイバーホビーより発売予定です。
こちらは安価でしかもディティールも精密そうなので期待大です。


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