<DDT素体レビュー> 私がDDを始めたのは2005年5月からです。 既にDDUが素体として購入する事ができました。 以降、購入した我が家のドルフィードリームは全員DDU素体です。 今回新規に作成するにあたり、またDDUではつまらないので 未体験のDDTをチョイスしてみました。 今更の感もありますが、この項ではDDTとDDUの比較をしてみます。 最近DDを始めた人にもDDTがどんな感じなのか参考になれば幸いです。 |
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おおまかに分解 DDTの構造上の最大の特徴とも言えるテンションゴムは2本使用されています。 首、肩、腰、大腿部、膝がゴムによる接合です。 その他の関節は肘、手首、足首がラチェット式の球体関節で、動かすとクリック感があります。 胸部は表皮はDDUと共用。 DDU用のL胸も装着できました。(写真はL胸) |
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胸内部パーツ DDUでは胸部の形状を保持する為に、内側に中空状の硬めのパーツがあり さらにその内側に骨格とも言えるDDIFがあります。 対して、DDTでは形状を保持するパーツ(写真 上)はあるのですが、 中空状にはなっておらず箱状になっています。 穴は首、腕のゴムを通す部分しか開いていません。 上、下半身の接合は写真のように下半身用のゴムを 上半身の突起に縛りつけて接合します。 |
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胸表皮を取り付けてからテンションゴムを通します。 写真のように両腕を貫通するように通し、 首穴からゴム引きを突っ込んでゴムを引き上げます。 私はゴム引きを購入し忘れていたのでかなり苦労しました。 ボークス純正のゴム引きは1200円程度なので、作業前に購入をお勧めします。 |
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DDT専用オプションパーツ 頭部交換を容易にするスペシャルパーツです。 標準で添付されるSカン(写真下)に代わり使用します。 Sカン方式だとテンションゴムが手強いので頭部の交換は面倒ですが このパーツを使えばDDU感覚で引き抜くだけで交換可能です。 一見するとナイスなアイテムに思えますが、実は使用しませんでした。 このアタッチメント経由でヘッドを載せると首長族になってしまうのです・・・ ボール状の部分をもう少し小径にしてやって、 受け側の首元にザグリ加工を入れてやれば解消すると思われますが、 店頭在庫のみのDDT素体では、失敗した場合取り返しが付かなくなりそうなので断念しました。 |
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全体写真で見るDDUとの対比 左:DDT 右:DDU ・自立に関して この写真は神のバランスで自立させています。 テンションゴムをきつめにセットしてやると、なんとか自立は可能です。 ・身長、寸法 各結合部のはめ込み方ひとつで微妙な身長差は出ますが、 全体的な寸法はT,Uであまり差がありません。 ・外観上の特徴 似ている両者ですが、太ももの可動用のスリットと膝の形状で見分ける事ができます。 |
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足の造型 膝関節の裏は関節剥き出しのDDUに対し、滑らかな造型で綺麗です。 太ももや脛はDDUに近い形状で、ストッキングやソックス等互換性が保たれています。 |
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膝関節 太もも側の段差が脛側と噛み合う事でラッチ状に動きます。 角度は4段階で、無段階に可動するDDUの方が優れています。 また直立状態では外観上の差は少ないですが、 膝を曲げた状態ではDDTは見た目が少し悪化します。 |
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テンションゴムの設定次第で写真のようなポーズでの保持も可能です。 流石に自立はできませんが・・・ かっちりとした動きを望むなら、テンションゴムはきつめにセットしたくなりますが 専用工具が無いとゴム引き作業は困難です。 また下半身のゴムはきつ過ぎると太ももが上に引っ張られて「お辞儀」をしていまいます。 (実は撮影中に何度もお辞儀をしてしまいました。) このあたりのチューニングが少々手間です。 可動範囲に関してはDDUとあまり差がありません。 オビツ60のように胸や首に手を添えるようなポーズは基本的にはできません。 このあたりはコンセプトの違いなのでどちらが優れているとは言えない部分ではあります。 |
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■まとめ
○・・・良好 △・・・概ね良いが一部難あり ×・・・運用に際しユーザーの工夫と手間が必要 |