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2012 FIA F1 世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリレース
FIA FORMULA 1 WORLD CHAMPIONSHIP JAPANESE GRAND PRIX SUZUKA 2012


今年もやって来ました、鈴鹿サーキット

10/9木曜の夜に出発して、午前4時前に到着。
昨年から学習して、飛び込みで「みそのモータープール」へ駐車。
この時間なら予約無しでもまだ空きがある。
3日分9000円を支払い駐車。

2時間程仮眠すると弟から電話あり。
迎えに来てもらいサーキット内のキャンプ場へ移動。
テントを設営して、フリー走行まで待つ。


すごい鱗雲

グランプリウィークは3日間快晴でした。
土曜の夜に雨が降りましたが、それ以外は暑いくらいの天候。
半袖+短パンで丁度いいくらいでした。


今年のキーワードはReady for Dream


フリーは3回ともデグナーで観ました。
もはや定番と化してきている観戦スタイル。
椅子と携帯型の虫除けを準備してきて、リラックス観戦。

ここはちゃんとした席が無いので「EXビュー」扱いですが、
様々な挙動が出る飛び込みのコーナーなので、一番観ていて面白いと思う。

昨年までは東コースと西コースの路面μが変わる丁度境目の場所で、
その意味でもドライビングが難しく、トラブルの多い場所でしたが
今年から西コースも路面改修されて、全面新舗装になった。

そんな意味でも要注目のコーナーです。


デグナーの一つ目のコーナーはこんな感じです。


金網があるのが残念ですが、立ち上がりで縁石を掠めつつ、DRSを開いて立ち上がる様を観察できます。


F1は3日間のスケジュールに結構余裕があるので、売店などをゆっくり回れます。
バーニー人形を買うもよし(笑)


グラスタ前のイベント会場では往年のHonda F-1の名車がズラリ。
なつかしのスーパーアグリのマシンもありました。


明けて土曜の予選は指定席のヘアピンカーブで観戦。


金曜はイマイチなベッテルでしたが、午前のP3から予選のQ1-Q3でどんどん調子を出してきた。
この人は毎回鈴鹿ではこのパターンで、3日間をひとつの流れとして完全に組み立てている。


予選結果。
バトンのトランスミッション交換で5グリッド降格は開催前から決定していたので、
可夢偉の3番手スタートが決定。

金曜フリーでは波に乗れて居なかった可夢偉でしたが、土曜はセッティングがバッチリ出たようだ。



土曜の夜はスペシャルイベントとして、「F1日本GP前夜祭」が開催


夜にも関わらずグランドスタンドを埋め尽くしたファンに、おもわずスタッフも興奮


ザウバーのピット前の席を取ることができました。
ピットではマシンの最終調整中


可夢偉の日本GP用フロントウィング。
手前のTELMEXロゴのある翼端板の黒い出っ張りが新形状ぽい。


ロータスも作業中


ピエール北川の司会でイベント開始
鈴鹿サーキット生誕50周年を記念して、HondaコレクションホールよりRA272が登場。
エンジンを掛けて会場を盛り上げる。


今宮さんのトークショーのあと、お待ちかねの小林可夢偉登場。

金曜〜土曜の様子や、明日のキーとなるスタートに備えて
グロージャンミサイルやクラッチさんの話をした。
終始リラックスした様子で、毒舌トークで会場を沸かせました。



10/7 日曜決勝

今年のヘアピンは「小林可夢偉応援席」で観戦。
応援グッズの赤いTシャツに赤い旗で可夢偉を応援します。


レースはスタートを完璧に決めた可夢偉がウェーバーを抜き去り2位スタート。
しかし例の如くグロージャンミサイルがウェーバーを「撃墜」し、イエローでSCが入った。

チームメイトのペレスはレース序盤でヘアピンで2回オーバーテイクを仕掛けたが、
2回目にハミルトンに仕掛けた際、アウト側のダーティサイドで単独スピン。


可夢偉と応援旗

ピットにバトンが入った直後に、あわせるようにピットインし、ハードタイヤに交換。
その間マッサがペースが良く、結果的に逆転され3位に後退。
4番手スタートのバトンと終始緊張のバトルをする事に・・・


今回レース中の可夢偉のオーバーテイクはヘアピンで1回、トロロッソのマシンをかわすシーンがありました。
勿論、応援席は大盛り上がり。


2回目にピットもミス無く完了。
あとは可夢偉とC31の実力勝負だ。

レースも終盤になり、バトンがペースアップするとともに可夢偉もペースアップ。
タイヤのマネージメントをしっかりしていたお陰で、最後の数週になってタイヤがタレるという事も無く、
シケイン前でDRS作動条件の1秒以上の差を確保して最終ラップ。

スタンドは全員スタンディング状態で可夢偉のファイナルラップを応援した。


どのレースでも表彰台を観ずに帰る私ですが、今回は最後まで観ました。

苦難の末ようやく上った可夢偉の表彰台。
しかも母国の日本GPです。
トリッキーな作戦や天候の影響ではなく、実力勝負でトップチームを打ち負かした。

日本人の歴史に残るレースでした。



<END>

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