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ボークス 造形村 SWSシリーズ No.1 1/32
大日本帝國海軍 局地戦闘機 震電 J7W1(九州飛行機)
秋も深まり、季節は冬に移り変わろうとしています。
夏に作り始めた震電も、そろそろ終わりにしたい所です。
ペラの塗装。ここもデカールではなく塗装で仕上げると美しい。
マスキングを剥がすとこんな感じです。
裏表でパターンが違うのでメドイ。
機銃の先端は0.8mmの開口が推奨されています。
ついでに周辺のマズルブレーキの穴も開口してやると
グッと実感が増す。
ランディングギア類も製作します。
ブレーキパイプが付属しているあたり、素晴らしい造形。
しかもギアの支柱は取り付けがしっかりしており、
接着無しで差し込むだけで自立する。
製作した機銃を取り付けて、リアのエンジンカバーも嵌めてみた。
機銃カバーは接着せずに脱着できるようにしたけど、カバーから頭を出している機銃のせいで付け外しがキツイ。
完成後に2、3回脱着したけど、破損が怖いので今後は外さないだろう。
プロペラも取り付けて、大分カタチになってきた。
風防を接着します。
キットにはワンピースキャノピーと、3分割キャノピーの2種が入っています。
今回は開けた状態を選択しました。
キャノピーを接着。
その間にエンジンカウルを外してみた。
隙間や段差無く、ピッタリ摺り合わせしたのはいいけど、
そのせいで脱着がムチャしにくい。
キットはカウル開/閉のどちらかを選んで組み立てるようになっており、
脱着は考慮されていないので、仕方ない。
数回脱着してみたけど、壊れそう&塗装剥げるので、もうやめておこう…
この後、翼端灯やアンテナ、ピトー管などを接着。
墨入れや汚しを実施し、細部の塗装を済ませ、完成。
ボークス 造形村 SWSシリーズ No.1 1/32 帝國海軍
局地戦闘機 震電 J7W1
■製作期間
2011.07.25〜2011.11.02(100日間)
■参考資料
無し
■ディティールアップ
無し
■製作後記
8000円オーバーの高額キットですが、シリーズ第一弾と言うことで
後発のものより安価に抑えられています。
内容の濃さを考えればこのプライスはバーゲン価格だと思います。
非常にリアルなキットで、ディティールの正確さや、
フレームに外板を貼り付けていく造りなど、実機さながらの構造になっています。
震電が大好きな人であれば、これ以上のキットは無いでしょうね。
純正オプションで、機銃やコクピットなどのエッチングパーツや真鍮引き物が出ていますが、
正直、それらのパーツを使用しなくても、丁寧に製作すれば素晴らしいディティールが再現できます。
反面、プラモデルとしては造りにくい部分が散見されます。
カウル類は慎重に摺り合わせしないと綺麗に取り付けできませんし、
エンジンやフレームの組み立て精度も、外板の建てつけに影響します。
またパーツを接合する際の穴径は大体小さめなので、ピンバイスで拡張が必要でしたし、
パーツの歪みが出ているせいで、綺麗に合わさらない部分もあります。
綺麗に仕上げるには、とにかく一個一個のパーツの整形や位置出し、
摺り合わせを慎重にやる必要があります。
(説明書の写真の作例は、良く見るとパネル毎の接合がガタガタです)
でも、まぁ、飛行機モデルなんて程度の差があれ、どれでもこの手の作業は必須ですし、
時間を掛けてじっくり取り組むタイプのキットなんで、問題とはならないのかもしれません。
以降、完成写真です。
最後に我が家のお嬢達と。
今回も楽しく製作できました。
<お わ り>