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1/72 ハセガワ 航空自衛隊 主力戦闘機 F-15J EAGLE
第6航空団 第303飛行隊 創設30周年記念塗装 (52-8862/2007年3月/小松基地)

今日は2009年最後の日ですがプラモ作りです。

これは垂直尾翼の底面(接合部)です。
左のパーツはご覧の通りパーティングラインが中央に走っており、左右で高さがズレています。
試しに機体と合わせて見ると、左右の高さがずれているせいで垂直に立ちませんし隙間も酷いです。

差込用のダボを避けるようにナイフやヤスリで修正しますが、上手く行かずガタガタに…
仕方ないので右のパーツのようにダボを切り飛ばしてヤスリで面を出します。


面出しにはこのような工具が便利。
割り箸に320番のペーパーを両面テープで貼り付けたものです。


削り取ったダボの代わりに0.8mmの真鍮線を立ててやりました。
尾翼を機体にテープで仮止めして、裏からピンバイスで穴位置を決めてやると
一発で位置出しが出来ます。


いい感じです。


インテークは事前に内側を塗装し、機体に貼り付けました。
このパーツは左右分割されているのですが、隙間や高さの調整が難しいです。

私の場合、まずインテークを機体下面パーツに瞬間接着剤で貼り付けて、
可能な限り前後方向の隙間が無いような位置で固定しました。

こうすると上面パーツとインテーク間が隙間ができますが、
プラの柔軟性を活かして上面パーツを多少湾曲させて固定し、
流し込み接着剤で接着しました。

しかし、それでも隙間や段差はできてしまうので
あとは瞬間接着剤とタミヤパテで隙間を埋める事にします。


今回ボークスで購入した塗料です。すべて旧版のMr.カラーです。
グレーばかりですが、航空機専用のFSカラーです。
そのせいかボークスでは未だに旧版が売れ残っているようで…
古い為か少し揮発していたので、薄め液を足して使用しました。


溶きパテが乾いたのでペーパーで修正しました。見ての通り、かなり修正が必要です。
特に右側のインテーク(写真向かって左)は、高さ方向の段差が大きかったのでパテの量が多いです。

なお左右の欠けのようなものはミサイル取り付け用のものなので
埋めてはいけません。


機体側面の後部(右)
かなりパテで修正を加えました。接着時の位置決めが下手だとこうなります。


機体側面の後部(左)
こちらは修正が少ないです。接着の位置決めが上手く行ったお陰です。

ここまでの記事で判るように、接着順序や位置決めはかなり重要です。
これが上手くいかないとパテ修正の手間が増えます。
張り合わせるパーツの段差や隙間が無いように手で押さえながら、
流し込みタイプの接着剤で固定します。

接着順序も重要です。
説明書どおりの手順で接着していくと、思わぬ部分で段差や隙間ができてしまうので
一番目立つ部分の段差や隙間が少なくなるような順番で組みます。
仮組みの時に構想を練るのが重要です。


主翼は内側下面を貼り付けるタイプ


そのままだと段差が酷いので斜めに削ります。
擦り合わせて、段差や隙間が納得いけば接着します。
ここは普通のスチロール系接着剤(クレオスMr.セメント)を使いました。


四隅が浮き上がらないように洗濯バサミで押さえます。


この辺の擦り合わせ作業が楽しいです。
今回は修正が大きかったので次回は修正箇所にサフを吹いて傷を確認します。


<続く>

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