1/72 ハセガワ 航空自衛隊 主力戦闘機 F-15J
EAGLE
第6航空団 第303飛行隊 創設30周年記念塗装
(52-8862/2007年3月/小松基地)
<実機アウトライン>
世界の戦闘機で恐らく一番有名な機体がF-15では無いでしょうか。
全く飛行機に興味が無い人でも、戦闘機と言えばこの形を思い浮かべると思います。
原型機の初飛行は1972年、実践部隊への配備は1974年ですから、既に35年以上経過しています。
我が国の航空自衛隊は1980年から配備を開始しており、30年近く運用されています。
調達数は213機で、米国についで世界2位の保有数になり、
長期運用による損耗もありましたが、現在も200機以上が運用されています。
航空自衛隊のF-15はC型(及び副座のD型)と同等のもので、F-15J/DJ型の形式名が与えられています。
最新のF-15系はE型(ストライクイーグル)をベースにしたもので、これは機体構造から全然違っており、
見た目は同じF-15ですが、殆ど互換性の無いものになっています。
しかしながらJ型の基本性能は高く、一部の機体にアビオニクスを中心とした近代化改修を施す事により、
AAM-4などのアクティブホーミングミサイル(撃ちっぱなしミサイル)の搭載能力を付加し、
一線級の能力を維持しています。
F-15は自称、制空戦闘機となってます。
日本においては主力戦闘機の位置付けにあり、領空侵犯を行う他国の飛行機に対し要撃任務を行います。
現在のような平時において領空侵犯はあまり意識されませんが、現実には国籍不明機による領空侵犯は日常的に行われており、
F-15JやF-4EJ改のスクランブル発進により、これらの脅威の排除を行っています。
<キット>
ハセガワの1/72の最新のものです。
とは言っても、既に20年近く経っているらしいですが…
現在販売されているハセガワ1/72 F-15は2種あり、旧キット/新キットと呼ばれています。
旧キットは凸モールドで部品点数も少なく、価格も安いです。(1000円くらい)
新キットは凹モールドで分割が多く、価格も2000円〜4000円くらいします。
(スペシャルマーキングの限定品は特に値段が高いです)
F-2を3機作って、いよいよF-15に取り掛かるのですが、F-2は比較的新しいキットで組みやすいとの評判なのに対し
F-15は分割が多く、難易度は高そうです。
また、今回は汚し塗装に凝ってみようかと画策しているのですが
さてはてどうなりますか。
初めてのF-15Jは2007年の30周年スペシャルマーキングにしました。
記念塗装にしてはシンプルな塗り分けで初心者向き?
パーツ展開
ミサイルが無いせいか、パーツ数自体はF-2とあまり変わらない気がします。
人気機種で金型が酷使されているせいかバリは多いです。
まずはコクピットから製作します。
計器類はデカールも添付されていますが、モールドされているので
せっかくなので塗装で再現します。
後部の電子機器室の指定は青竹色なので、それっぽい色で塗ります。
エナメルのブラックで適当にすみ入れするとらしく見えます。
マスキングテープでおおまかに仮組みしました。
基本的にパーツ同士の合いは良いですが、
インテーク周りと機首の接合はこのキットの鬼門でしょうか。
このあたりの修正がかなり手間取りそうです。
主翼や尾翼はほぼ修正無しでいけそうです。
同じ1/72でもF-2Aと比べるとでかいです。
流石に主力戦闘機の風格があります。
<続く>